水色書架

自作の一般向け現代小説を書いています。長編短編をご用意しております。
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こだわりについて

(創作のほうが一向に進まず…という言い訳はもう置いといて、
エッセイにしておこうと思います。)

私は今の年齢になって、あまりこだわりを持たなくなった。
若い頃は、何かを好きになれば、それに関することはとことん知りたい、集めたい、追いかけたいという気持ちが強かった。気持ちだけで、実際には物理的に無理なこともあるので、例えばスターの追っかけなどは全くできなかったが、情報収集には余念がなかったと思う。

ただ、情報収集といえば、今ならネットで簡単に検索かけて調べることもできるが、私の若い頃はネットなどなく、雑誌やメディア頼み。そして、ビデオという録画できるツールも全くなかった時代、録るというものはカセットレコーダーくらいか。現代から考えれば相当不自由な時代。

でもそんな中で、情報収集して、こだわりを保ってたものであった。

若くて独り身のときは、どこへ行くのも自由だし、何を買うのも自由だけれど、結婚して子供をもつと、なかなか自分だけのこだわりにこだわるのが難しくなった。自分自身で、結婚した時点で、こだわりを捨てる努力をし始めたのもある。嫌々ながらの諦めもあるけれど、意志として諦めをしてきた感じもある。

大人になることは何かを諦めることなのではないか。
何だかそんなことを考えて、こだわりから一線を引いていたと思う。

それを後悔しているのでもない。その程度のこだわりだったんでしょと言われればそれまでなのだけれど。こだわりにこだわると際限が無くなる、自分自身を見失ってまで追いかけそうな気がした。どこかで踏ん切りをつけ、リアルな現実とバランスを取っていくことが大人になることではないかと考えている。

無邪気にこだわりを追い続けたい憧れもあるのだが、それだと大事にしている家族も他のこともすべてを置き去りにしそうで、歯止めがなければまともに暮らせないのじゃないかという、まぁ保身なのかもしれない。

ただ、完全にこだわりを捨てるというのとは違って、現実の生活の中で潤いになる程度にはもっていたいと思う。ほのかに。


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[ 2017/04/17 03:59 ] 雑記 | TB(-) | CM(-)